平家没落の近い事を知り、都を逃れた平家一族の肥後の守平貞能は、内大臣平重盛の妹妙子姫を奉して宇都宮朝綱を頼り下野の地へ入りました。しかし、源氏の平家追討の目は厳しく、貞能と妙子姫は釈迦岳に、数名の家臣団は川治の里に山居せざるを得ませんでした。
日光の山々を越え湯西川温泉の街並を通り過ぎ、
さらに奥へお進みいただくと白壁と瓦屋根の平の高房が見えてきます。
山々を眺めて入る源泉かけ流しの温泉は秘湯ファンが多く訪れ、
厳選した食材による関東随一の囲炉裏焼きが味わえます。
平家没落の近い事を知り、都を逃れた平家一族の肥後の守平貞能は、内大臣平重盛の妹妙子姫を奉して宇都宮朝綱を頼り下野の地へ入りました。しかし、源氏の平家追討の目は厳しく、貞能と妙子姫は釈迦岳に、数名の家臣団は川治の里に山居せざるを得ませんでした。
川治の地で安らぎの生活をしていた平家一族は、五月の節句ののぼりが平家追討使の目に止まる所となり、この地を捨て更に渓谷をさかのぼり、天然の要塞である栗山の地に居をかまえる事となりました。
湯西川の地に篭った家臣団の長が平忠実とも平高房ともいわれています。彼ら一族は川俣や湯西川に定住し温泉を開き、この地に骨を埋め神として祀られたといいます。
この神の祠が湯西川の高房神社であり、一族の霊を供養する墳丘が川俣や湯西川の地の平家の家塚であるといいます。
当平の高房は、この平家一族の末裔の一人として、この地に先祖が築いたであろう山砦形式の居館を新造し、それをもって祖霊の追善供養を図るとともに、湯西川の観光開発の一助とした物です。
湯西川の素朴な民間信仰を物語る十一面観音や夫婦木様に詣でるのも話しの種になるでしょう。
昭和五十一年四月吉日 館主敬白
各宿泊施設の以外にもわさび田、山王稲荷神社、十一面観世音、夫婦木様などの史跡があり、
四季をとおして様々な草花などが咲いております。
園内を散策するのも平の高房ならではの楽しみの一つです。
ほこらの中には500年も経った古木で作られた夫婦のシンボルが奉ってあります。
夫婦円満、家内安全、子孫繁栄を願ってお祈りください。
源氏の追手から逃れた平家一族の心のよりどころとして作られ、当山城家先祖代々、およそ500年間大切に受け継がれてきました。
ここに祀られている神様は平の高房館主である山城家の氏神です。
家内安全、商売繁盛の神様で、江戸時代からの長い歴史と伝統があります。
見事な藤棚の下で池を眺めながら一時の休憩はいかがですか?
見事な藤棚がアーチのようになっており、風情を感じさせる場所です。
当館の門は平家一族の末裔の一人として、この地に先祖が築いたであろう山砦形式の居館を新造したもので、祖霊の追善供養を計るとともに湯西川の観光開発の一助をしたものです。
遠い時代に思いを馳せることができそうな当館玄関。
春の花の中、夏の朝もやのなか、秋の紅葉のなか、 冬の雪の中・・・
四季折々のそれぞれに風情があります。
本館にはゆったりとお寛ぎ頂けるロビーをはじめ、フロント、売店などの施設が揃っております。
売店では山葡萄酒などオリジナルの商品も多数取り扱っております。また、本館には大畑耕雲氏
の筆による武者絵や、平家ゆかりの品などの展示もあり、お楽しみいただけます。
囲炉裏焼を満喫するお食事処の大広間と中広間がございます。
当館の四季折々の様子を写真ギャラリーにまとめました。
日々少しずつですが、更新してまいりますので、お時間のある時にでも見て頂ければ幸いです。